開校記念日
明治22年(1889年)11月3日、利尻小学校鴛泊分校として本校が開校しました。今日で133歳(133周年)になりました。
私が今までに赴任した学校(中学校ですが…)の開校記念日は、すべて5月でした。11月に開校記念日であることの斬新さと「文化の日」と「開校記念日」が同じ日なので、休日が1日少ないことに対して残念さを感じることもあります。
11月3日は、もともと明治天皇誕生日にあたり、当時から祝日だったようです。その後、第二次世界大戦等を経て、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」という「文化の日」となりました。「文化の日」には「再び戦争を起こさない平和な世の中にしよう」という意図が込められたものだとも言われています。
鴛泊小学校の開校にご尽力をされた先人の方々、明治・大正・昭和・平成・令和の133年間に鴛泊小学校の教育に携わった皆様に敬意を表します。そして明日からの教育活動にしっかり取り組んでいこうとあらためて決意しました。
【大正3年頃の校舎(写真の説明より)】
明治時代の数回にわたる増築により、当時の校舎は、新旧年代の異なる建築の複雑な様相を現していた。
この時代、在学する児童生徒数は、尋常科だけで二百六十三名に達していたが、実際に就学していた児童は二百二十名であった。
高等科は、三ヶ年が制度化されていて、就学する生徒も年々向上し、児童数に近づいていた。(欠席する生徒多し)
この年、第一次世界大戦がはじまり、一時的な好況に続く世界不況のため、校舎は勿論のこと、教具、児童生徒のようすを見ても新しいものが見られなかったが、国語、算数、体育など基本をしっかり学んでいた時代であった。