子どもは地域の宝もの(校長 雑感)

  昨日の夕方、部活動を終えた鴛中生と道端で遭遇した。私の目をしっかり見て「こんにちは!」「さようなら!」と、とても爽やかな挨拶をしてくれた。

 遠くから「あっ、校長先生だー!」「校長先生ー!」と、男子も女子も満面の笑みで手を振ってくれた。そして、人懐っこく話しかけてくれた。他愛のない会話だったが、とても嬉しかった。

 彼らは中学1年生。私が校長として送り出した第1期卒業生。私の自慢の卒業生だ。彼らの表情から、充実した中学校生活を過ごしていることが手に取るようにわかった。これからもたくさんの人たちに可愛がられ、愛されて育ち、幸せな大人になって欲しいと願っている。

 

 その後、「りぷら」での会議を終えて帰ろうとすると、隣からにぎやかな声がした。のぞいてみると「ダンス」に来ている鴛小生が楽しそうに走り回っていた。(運動会の総練習後なのに…すごい体力!)私に気づくと、にっこり笑って手を振ってくれた。子どもたちは、学校だけではなく、様々な人々と関わる中で成長しているということをあらためて実感した。

 

 「りぷら」でおこなった会議は、利尻富士町青少年健全育成町民会議総会。まさに利尻富士町の小・中・高校生の健全な育成を目指すものである。町民会議が発足されたのは昭和61年。全国的に青少年が「荒れ(酒・タバコ・シンナー・暴力など)」た時代だ。多くの地域住民、大人たちの努力によって改善されてきたと思われる。

 時代は変化し、子どもの様子も変わってきた。しかし、子どもたちの健やかな成長を願う地域住民、大人たちの気持ちは、昔も今も変わっていない。